歌に教わる英文法

洋楽を通して英文法を理解しましょう

2-1.sing(シング)カーペンターズpart1

Sing, sing a song sing out loud

歌いましょう 歌を 歌いましょう大きな声で

Sing out strong

(直訳)声に出して歌いましょう 強く

(意訳)歌いましょう 力強く

Sing of good things not bad

(直訳)歌いましょう 良いことを 悪いことではなく

(直訳)歌いましょう 明るい気持ちで

Sing of happy not sad

(直訳)幸せの歌を寂しいことではなく

(意訳)辛いことではなく 楽しいことを考えて

Sing, sing a song make it simple to last your whole life long

(直訳)歌いましょう 歌を 簡単にしよう君の長い人生を続けるために

(意訳)歌いましょう 歌を 難しく考えずに前向きに

Don’t worry that it’s not good enough for anyone else to hear

(直訳)心配しないでほかの誰かに声が届いていなくても

(意訳)気にしないで 難しく考えずに

Just sing, sing a song

(直訳)ただ歌いましょう 歌を

(意訳)歌うだけでいいんだよ

La,la,la,la,la,la

Sing, sing a song let the world sing along

(直訳)歌いましょう 歌を 世界が一緒に歌わせてあげよう。

(意訳)歌いましょう 歌を 世界が一緒に歌うよ。

Sing of love there could be

(直訳)愛を歌いましょう。そこにきっとある愛を

(意訳)愛を歌いましょう。愛はっとそこにあるよ。

Sing for you and for me

(直訳)あなたと私のために歌いましょう

(意訳)あなたと私のために歌いましょう

Sing, sing a song make it simple to last your whole life long

(直訳)歌いましょう 歌を 難しく考えずに 人生がずっとうまくゆくように

(意訳)歌いましょう 生き抜いてゆくために

Don’t worry that it’s not good enough for anyone else to hear

(直訳)気にしないで 誰かに声が届いていなくても

(意訳)気に病むことなんて何も無いのさ

Just sing, sing a song

(直訳)ただ歌いましょう 歌を

(意訳)歌うだけでいいのさ

 

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アメリカのテレビ番組「セサミストリート」の挿入歌をカーペンターズが取り上げた楽曲です。1973年(当時は小学生!)にビルボードチャート(全米)で最高位3位にランキングされ、翌年の来日コンサートでも子供たちとともに日本語で披露されました。前回の「ヒア・カムズ・ザ・サン」と同様に中学生程度の英語力であれば容易に理解することができ歌詞です。歌詞の中には、初心者にも理解しやすい英文法がちりばめられています。

前回は「here」と「there」を取り上げましたが、「sing」の歌詞には動詞を修飾する副詞が何度も登場します。

「loud」「out」「strong」「simple」「bad」「sad」 これらの副詞を英和辞典で例文を調べることをお勧めします。「ヒア・カムズ・ザ・サン」でも副詞の「here」「there」を取り上げました。副詞とは用言(活用することができる語句)を修飾する品詞で、例えば「【速く】走る(人)」(動詞を修飾)「【美しく】広がる(景色)」(形容詞を修飾)「【高く】澄んだ(空)」(形容詞を修飾)などと表します。

 

例文を辞書で調べて書き取ってゆくと英文法の習得が進展します。ただ、面倒であれば聞き流すだけで構いません。多くの英語の楽曲に接してゆくうちに少しずつ習得してゆけると思います。英語の言い回しは日本人には難解な部分が少なくありませんが、多くの楽曲に触れてゆくうちに理解することができるようになります。

第3回は

「you raise me up(ユー・レイズ・ミー・アップ)」を取り上げます。

 

 

【dictions】

単語、文法、言い回しに関しては、次回にご案内いたします。