歌に教わる英文法

洋楽を通して英文法を理解しましょう

35.don't stop believin’- olivia newton john

You think the world should see things your way

(直訳)君は世界が君の考える通りになると思っている。

(意訳)世の中が君の思い通りになると思っているのかな。

Love, I know you

(直訳)恋人よ、僕は君を知っている。

(意訳)でも、僕にはわかっているんだ。

You think good fortune’s here to stay

(直訳)君は望ましい未来はここにあると思っているようだ

(意訳)明るい望む未来が来ると思っているのだろう。

Love, I know you shined in everything you tried before

(直訳)恋人よ、僕は君がすべてにおいてかつて輝いていたことを知っている。

(意訳)君はキラキラと輝いていたことだって知っているよ。

Your smile can open any door

(直訳)君の微笑はあらゆるドアを開くことができる。

(意訳)微笑んでいればどんな困難なことでも切り開いてゆくことができるはずさ。

But on those days when nobody wants to know you

(直訳)でも、誰も君を知ろうとしない日もある。

(意訳)でも誰だってわかってもらえないことがあるよね。

And all your smiles keep falling on stoney ground

(直訳)そして、君の微笑は石ころだらけの地面に落ちている。

(意訳)そんな時には君の笑顔も響かないよね。

Don’t stop believin’, don’t stop believin’

(直訳)信じることをやめないで。信じることをやめないで。

(意訳)(でも)諦めないで。信じることをやめないで。

Don’t stop believin’, you’ll get by

(直訳)信じることをやめないで。君はやってゆける。

(意訳)くじけないで。君はきっとやってゆけるから。

Bad days, bad days will hurry by.

(直訳)悪い日々、悪い日々はきっと足早に通り過ぎる。

(意訳)明日はきっと良いことがあるさ。

You never chase your dreams, they find you

(直訳)君は君の夢を追いかけないで。夢が君を見つけてくれる。

(意訳)夢は追い求めなくても向こうからやってくるのさ。

Love, I know you

(直訳)恋人よ、僕は君ことを知っている。

(意訳)君の考えていることはわかっているさ

If you need love, it find you too

(直訳)君が愛を必要とするなら、それが君のことも見つけてくれる。

(意訳)君が僕を思い出してくれれば想いはきっと届くよ。

Love, although you sail alone and free

(直訳)恋しい人よ、君が一人で旅立って行ってしまっても

(意訳)例え君が一人で旅立つことになっても

I’ll follow in your wake

(直訳)僕は君の航跡を追いかける

(意訳)僕は君を一人にはしないよ

And pray one day my heart you’ll take

(直訳)そして、君が僕の心を受け取る日が来ることを祈る

(意訳)だから、僕の気持ちを受け入れて

But on those days when nobody wants to know you

(直訳)でも、誰も君を知ろうとしない日々

(意訳)君を理解してくれる人がいなくても

And all your smiles keep falling on stoney ground

(直訳)そして、君の微笑は石ころだらけの地面に落ちている。

(意訳)そして君のが微笑みかけても誰も振り向かないような日でも

Don’t stop believin’, don’t stop believin’

(直訳)信じるとを止めないで、信じることを止めないで

(意訳)諦めないで、くじけないで。

Don’t stop believin’,  you’ll get by

(直訳)信じるとを止めないで、君はきっとすり抜けてける。

(意訳)諦めたら駄目、君はきっと乗り越えてゆけるから。

Bad days, bad days will hurry by.

Days when nobody wants to know you

(直訳)誰もが君を知ろうと望まない日々

(意訳)誰もが君の想いをわかってくれなくとも

And all your smiles keep falling on stoney ground

(直訳)そして君の微笑みが石ころだらけの土の上に落ちていても

(意訳)君の微笑みに応える人が誰もいなくても

 

 以前に「wish」と「hope」を取り上げました。「I hope」と「I wish」にも文法やニュアンスに違いがあることは前回に述べましたが、動詞は後に続く品詞を制約します。

「don’t stop believin」では「stop」を取り上げました。

「雨が止む」を英訳すると 「It stops raining.」となります。 It stops to rain. という英文は誤りです。「stop to do」は「(do)するために(人・ものが)止まる」という意味です。

 このように、動詞は後続の単語の品詞を制約します。この楽曲の中でも「don’t stop believing」と歌っている通りです。今回は不定詞の名詞用法と動名詞の違いを述べます。

 一般的に動詞の後には①不定詞が続く場合 ②動名詞が続く場合があります。

 ~することを止めると表現する場合は「stop」は②に該当します。日本語の感覚の英作文は相手に通じない恐れがあるので注意が必要です。

 「stop」以外にも不定詞を続けられない動詞は他にも

「mind/enjoy/finish/avoid/escape/give up/deny/practice」

などがあります。これらの動詞には動詞の後に不定詞の名詞用法を続けることができません。動名詞が続きます。

 また、動詞に不定詞が続く場合と不定詞が続く場合で日本語のニュアンスが異なる場合あり以下に例示します。

  • stop -ing が続く場合         動きが止まる/やめる

         to 不定詞が続く場合   ~するために止まる

  • try    -ing が続く場合      やってみる(動作が可能)

         to 不定詞が続く場合   やってみたができない

  • forget  -ing が続く場合      していたことを忘れる

         to 不定詞が続く場合  しなければいけないことを忘れる

  • remember  -ing が続く場合   していたことを覚えている

         to 不定詞が続く場合  しなければいけない(するべきこと)を覚えている

英和辞典は後に続けられる単語(品詞)や節が記載されています。文法を理解していないと相手に意図が伝わらないどころか、誤解されるリスクがあります。

今回は、動名詞が続く動詞を取り上げました。今後も洋楽の歌詞に合わせて英文法の理解を進めることができる楽曲を紹介してゆきます。動詞を理解することが英文法を理解するためには必要です。