歌に教わる英文法

洋楽を通して英文法を理解しましょう

23.close to you(遥かなる影)-carpenters

Why do birds suddenly appear every time you are near?

(直訳)なぜ鳥たちはいつも君が近くにいると現れるのだろう?

(意訳)何で鳥たちはいつも突然に君のそばに現れるのかな?

Just like me they long to be close to you.

(直訳)僕と同じさ。彼らは君に憧れているのさ。(longは自動詞)

(意訳)僕と同じさ。君に近づきたいのさ。

Why do stars fall down from the sky? Every time you walk by?

何で星々は空から降ってくるのだろう?君が歩いてゆくといつものことさ

Just like me they long to be close to you.

(意訳)僕と同じさ。君に寄り添いたいのさ

On the day that you were born the angels got together

君が生まれた日に天使が集って

And decided to a create a dream come true

そして夢を実現することに決めたのさ

So they sprinkled moon dust in your hair of gold and starlight in your eyes of blue.

(直訳)だから、彼ら(天使たち)は君の金髪に月の粉を振りかけて青い瞳にしたのさ

(意訳)それでみんなが月のかけらで君に金髪と青い瞳を施したのさ。

That is why all the girls in the town follow you all around

(直訳)だからすべての女の子たちが君のことを追いかけまわすんだよ。

(意訳)だから街の女の子たちはいつも君を追いかけるのさ

Just like me they long to be close to you.

(意訳)ちょうど僕みたいに。みんな君に近づきたいのさ

On the day that you were born the angels got together

And decided to a create a dream come true

So they sprinkled moon dust in your hair of gold and starlight in your eyes of blue.

That is why all the girls in the town follow you all around

Just like me they long to be close to you.

 

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カーペンターズのスタンダードナンバー「closer to you」を取り上げてみました。

日本語と異なり英語にはジェンダー(性)の違いは意識的に拘りません。以前は「actor」と「actress」「waiter」「waitress」など性差を言葉で表現していましたが、最近では性差を表現する表現はひとつに標準化されつつあると思われます。私は男性の主観から和訳を進めています。ところで、英語を理解するためには「動詞」の和訳が重要です。歌詞に登場する「long」は前置詞「to」を伴って「思い焦がれる/憧れる/切望する」といった意味を持ちます。

22.another town another train(見知らぬ街の少女)-ABBA

Day is dawning and I must go

日が明けてゆく。僕は行かなくちゃ

You’re asleep but still I’m sure you’ll know

(直訳)君は眠っているけれども僕は君がきっとわかっていると考えている

(意訳)君はまだ眠っているけれどもきっとわかってくれるよね。

Why it had to end this way,

 何でこんな風に終わらせなければならなかったか。

You and I had a groovy time

君と僕は目くるめくような(楽しい)時を過ごしたね。

But I told you somewhere down the line

(直訳)でも僕は言ったよね。どこかの未来で

(意訳)でも僕は言ったはずさ。いつかは去って行かなければならないって。

You would have to find me gone, I just have to move along

(直訳)君は僕が去ったことを知らなければならなかった。(仮定法完了形)僕は前進しなければいけないだけだと

(意訳)君には理解してもらいたいんだ。僕が行かなければならないことを。

Just another town another train

(直訳)ただのもう一つの街そしてもう一つの列車

(意訳)また新たな街へ新たな列車で

Waiting in the morning rain

(直訳)朝の雨の中で待ちながら

(意訳)雨の朝(恋人たちの別れを暗示する表現)に列車を待ちながら

Lord give my restless soul a little patience

(直訳)神よ、休息の無い魂に小さな忍耐をください

(意訳)神様、忙しない僕にもう少し根気があったらよかった。

Just another town another train

Nothing lost and nothing gained

(直訳)間にも失わず、何も進歩しない。

(意訳)失わない人生に進歩は無い。

Guess I will spend my life in railway stations

(直訳)僕がどれほどの人生を駅で過ごすことになるのか想像してくれ

(意訳)僕は何度の別れを経験するのだろう

Guess I will spend my life in railway stations

When you wake I know you’ll cry

(直訳)君は目が覚めてきっと泣くだろう

(意訳)君は目覚めて泣いてしまうだろう。

And the words I wrote to say goodbye

(直訳)そして僕が書いたさよならの言葉

(意訳)そして僕からの別れの手紙を目にすることだろう。

They won’t comfort you at all

(直訳)それらは君を慰めることはまったくないだろう。

(意訳)(でも)それはきっと全然君への慰めにはならないね。

But in time you will understand

(直訳)でもいつか君は理解できるだろう

(意訳)でもいつかは理解してくれるよね。

That the dreams we dreamed were made of sand

僕たちが見た夢は砂でできていたことを。

For a no-good bum like me to live is to be free

(直訳)僕のような浮浪者が生きてゆくのは自由であるということ。

(意訳)僕みたいな流浪の人間は落ち着くことは無いのだと。

Just another town another train

Waiting in the morning rain

Lord give my restless soul a little patience

Just another town another train

Nothing lost and nothing gained

Guess I will spend my life in railway stations

Guess I will spend my life in railway stations

 

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【dictions】

dawn:(自動詞)夜が明けてゆく

groovy:素敵な、いかした、(すごく)楽しい

somewhere down the line:いつかのある時点で

Lord:ここでは「貴族」より「主よ」と和訳しますが、和訳では「神様」としました。英語圏で「Lord」はある種の特別な意味を持ちます。

1970年代前半に活躍したABBAは2021年でデビューして50周年を迎え新たな楽曲がリリースされました。筆者も「ダンシングクイーン」に接してアルバムをいくつか購入しました。スウェーデン出身であるABBAの楽曲は初心者にも聴き易く文法は比較的平易です。取り上げた楽曲には「見知らぬ街の少女」の邦題が付与されています。

楽曲を和訳する際に難しいのは日本語での表現です。日本語には「ジェンダー(性別)」や「年齢(age)」「文化または価値観」の観念が色濃く反映されます。今回は男性の主観で和訳しましたが、どのような立場で理解するかは聴く側の自由です。言い換えれば、聴く側の想像力や語学力も求めれられるのです。英語の楽曲を通じて日本語の語学力を向上させることも可能であろうと思います。勉強することは楽しいことです。楽しく学んでいただきたいと思います。

また、英語は性別や年齢の感覚が薄く日本語の価値観ではある意味で「ぶっきらぼう」です。敬語が存在しないという意見もありますが、それは不正確な考え方で「丁寧」な表現は存在します。一例を挙げると「can you~」(~できる?)「will you~」(~してもらえる?)さらに丁寧な表現にすると「would you~」「could you~」(~していただける?)と和訳できます。助動詞に限らず、丁寧語な表現も多く存在するので実際の表現に触れて学ぶこ

21-1.never ending story.

Turn around, look at what you see

見回して、目に入るものを見てごらん

In her face, the mirror of your dreams

(直訳)彼女の顔、君の夢の鏡

(意訳)彼女の表情には君の夢が投影されているのさ

Make believe I’m everywhere given in the light

(直訳)信じさせなさい、僕が照らされた場所のどこでもいることを

(意訳)信じ込むんだ、僕は光の中のどこにでもいるよ。

Written on the pages is the answer to a never ending story

(直訳)書かれたページは終わらない物語の答えなのさ

(意訳)したためられたページは、終わりのないお話の結末なのさ。

Reach the stars, fly a fantasy

(直訳)星にたどり着け、空想(の世界)を飛ぶんだ

(意訳)自由な発想の世界から星に手を伸ばしてぼらん

Dream a dream and what you see will be

(直訳)君が見るだろう夢を夢るんだ。

(意訳)君が見ようとする夢の世界が見えるはずだよ。

Rhymes that keep their secrets will unfold behind the cloud

(直訳)秘密が隠された韻(いん)が雲の後ろに広がっているよ

(意訳)秘密の答えが雲の後ろに広がっているよ

 

And there upon the rainbow is the answer to a never ending story

(直訳)そして、虹の彼方には終わりのない物語の答えがあるのさ。

(意訳)そして、その虹のかなたに終わらない物語の結末があるのさ

Show no fear for she may fade away

(直訳)恐れを見せてはいけない。彼女は消えていってしまうかもしれない。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

(意訳)恐れてはいけないよ。彼女が消えていってしまうかもしれないから。

In your hand the birth of a new day

(直訳)君の手の中 新たな日の誕生

(意訳)君の手の中には新たな一日が訪れるよ

Rhymes that keep their secrets will unfold behind the clouds

And there upon the rainbow is the answer to a never ending story

そして虹のかなたに決して終わらない物語の結末があるのさ

Never ending story

 

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【dictions】

turn around:見回す

look:見る(視線を向ける)

see::見える(視界に入る)

will:実現する可能性が高い、または強い意思

could:「推量」(かも知れない)の表現以外に「仮定」(~だったら)

「強い感情」(~してやる)

「丁寧な依頼(~していただけませんか)

主に4種類の感情の表現が適用されます

 might:少し可能性が高まる「~かも知れない」

 may:「~かも知れない」または「~しても良い」(丁寧な表現)

 can:「~できる」might より可能性が高まるカジュアルな表現

 would:「~のはずだ」「~だったら(いいな)」仮定の意図

 will:「(きっと)~するつもり」

 must:「~しなければならない(動作動詞)」

    「~のはずだ(状態動詞)」

upon:on と同じですが硬い表現です。

 

 

1980年代に公開された映画で、いじめられっ子がひょんなことから書店で出会った物語を読み進めるうちに、いつの間にか主人公になってしまうというお話です。

ところで、楽曲の和訳の際に気付いたのですが、英語の楽曲はそのまま直訳すると不自然な日本語になってしまいます。そこで、今回からは直訳と意訳の双方を記載します。英文法を理解しやすいように直訳と意訳を両方ともに取り上げました。日本的な文化の観点から考えると英語の表現は少々「ぶっきらぼう」です。「I」は「わたし」とも「ぼく」とも「オレ」とも「わし」とも和訳することができます。従って和訳には日本語の語彙力を動員する必要がありま

20-1.up where we belong.~愛と青春の旅立ち.part1

Who knows what tomorrow brings in a world, few hearts survive

(直訳)明日が何をもたらすかを知っている人は少ししか残らない

(意訳)明日のことをわかる人などほとんどいない

All I know is the way I feel

(直訳)僕が知っていることは僕が感じる方向がすべてだ

(意訳)僕にできることは感性に従うことだけさ

When it’s real, I keep it alive

それ(感性)が本物ならその通りに生きていたいのさ

The road is long, there are mountains in our way

道は遠く行く手には山々が立ちはだかっている。

But we climb a step every day

でも僕たちは日々一歩ずつ登ってゆくんだ。

 

Love lift us up where we belong

(愛よ)僕らを行くべきところに高めてくれ

Where the eagles cry on a mountain high

鷲たちが啼く山の高みまで

Love lift us up where we belong

(愛よ)僕らを行くべきところに高めてくれ

Far from the world below, up where the clear winds below

遥かなる世界の高みまで。清らかな風が吹き抜けてゆくところへ

 

Some hang on to used to be

それまで通り(過去)にしがみつく人がいる。

Live their lives, looking behind

後ろを振り返りながら生きる人々。

All we have is here and now. All our life, out there to find

(直訳)僕らがここで今、手にしているすべては、そこにあるすべての僕らの生命だ

(意訳)僕らが感じることができるのは今この時だけなんだ。

The road is long, there are mountains in our way

But we climb a step every day

 

 

Love lift us up where we belong

Where the eagles cry on a mountain high

Love lift us up where we belong

Far from the world we know, up where the clear winds below

Time goes by no time to cry

時は過ぎてゆく。泣いている場合じゃないよ。

Life’s you and I

君と僕の人生だ。

Alive, today

生きているんだ。今日。

Love lift us up where we belong

Where the eagles cry on a mountain high

Love lift us up where we belong

Far from the world we know, up where the clear winds below

Love lift us up where we belong

Where the eagles cry on a mountain high

Love lift us up where we belong

Far from the world we know, up where the clear winds below

 

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【dictions】

few:数えられる名詞に使います。これはモノが「ほとんどない」状態です。

a fewとなると「少しはある」ニュアンスです。

every day  :日々なので単数形です。

 

リチャード・ギアが主演した映画「愛と青春の旅立ち」が公開されてから40年経ちましたが、ジョー・コッカーとジェニファー・ウオーンズが歌ったこの曲は現在でも耳にする機会があります。多くの議論があるのは承知していますが、「英文法の習得に近道はない」というのが個人的な持論です。そこで楽曲の歌詞を通して英語に触れることで英語の言い回し(つまり文法)を習得することができると考えてこのサイトを作ることに思い至りました。要するに「習うより慣れよ」ということです。今まではpart2 として文法のうんちくを掲載していましたが、どこまで皆さんの役に立っておられるのか疑わしいので今回から廃止します。もし、ご覧になった諸兄にご不明な点があれば、このサイトを通じてご質問を承ります。

19-2..try everything.~zootopiaから part2.

Oh,oh,oh,oh, Oh,oh,oh,oh, Oh,oh,oh,oh,

I messed up tonight .I lost another fight

I still mess up but I’ll just start again

I keep falling down, I keep on hitting the ground

I always get up now to see what’s next

Birds don’t just fly, they fall down and get up

Nobody learns without getting it wrong

I won’t give up. No I won’t give in.

Til I reach the end and then I’ll start again

No, I won’t leave I wanna try everything

I wanna try even though I could fail

I won’t give up. No I won’t give in

Til I reach the end and then I’ll start again

No, I won’t leave I wanna try everything

I wanna try even though I could fail

 

Oh,oh,oh,oh  Try everything  *

Look. How far you’ve come. You filled your heart with love

Baby you’ve done enough , take a deep breath

Don’t beat yourself up

Don’t need to run so fast.  Sometimes we come last, but we did our best

 

I won’t give up. No I won’t give in

Til I reach the end and then I’ll start again

No, I won’t leave I wanna try everything

I wanna try even though I could fail

 

I won’t give up. No I won’t give in

Til I reach the end and then I’ll start again

No, I won’t leave I wanna try everything

I wanna try even though I could fail

 

I’ll keep on making those new mistakes.

I’ll keep on making them every day. Those new mistakes.

Oh,oh,oh,oh  Try everything  *

 

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【dictions】

mess:(名詞)として混乱、雑然、めちゃくちゃなことを表します。

   (他動詞)(mess up)として~を台無しにする、または乱雑にする。

     (自動詞)(mess together)として一緒に食事をする。

just:(副詞):用言(動詞、形容詞、副詞)を修飾します。

    原則的には動詞の後ろですが、位置は文脈によって決定します。

    誤解を招かないよう、話者の意図によっては文頭や文末に配置されます。

keep doing:~を続けると和訳しますが、

keep on doing:「do」を強調するニュアンスです。

learn:studyと同義ではありません。

  learn:習得する、身につける。(結果を重視)

  I learned English. 私は英語を習得した。

  study:勉強する。(過程を重視)

  I studied English. 私は英語を勉強した。

give up/give in give upは「諦める」と和訳され、give inは「屈する」という

  和訳が適切です。

then:「そのとき」「それから」「それなら」「その上」などと和訳することができます。任脈に応じて使い分けましょう。

could(可能性):助動詞としては大変広い解釈が可能です。ここでは「~かも知れない」という和訳がフィットします。可能性を表現する助動詞の可能性の大きさは助動詞によって表現することができます。

可能性の大きさの程度は

could<might<may<can<should

<ought to<would<will<must

の順序で右に行くほど確信の度合いが強まります。

また「could」には

「仮定法」「強い感情を表現する」「~かも知れない(推量)」「丁寧な依頼・申し出」大きく分けて4つの意味があると考えます」

 

英文法一つだけ学びましょう(ワンポイントgrammer) 

第19回 「try」 

-不定詞( try to do)と動名詞(try doing)の意味の違い

以前にも触れましたが、英文法の能力を深めようとすると「動詞」に関する文法の知識は必須です。日本語との最大の違いです。

over the rainbow」の楽曲を取り上げた際に「wish / hope / want」の用法について言及しましたが、それぞれの動詞に続く文言は動詞が決定します。ただ、英文法を疎ましく感じる諸兄が多いのも事実なので、私は楽曲に接する中で英文法を理解することが文法を理解する近道であろうと考えています。

「try everything」の楽曲中で登場する「try」は中学生のときに教わる動詞ですが、後に続く「不定詞」と「動名詞」の違いに戸惑う諸君も少なくないでしょう。

「try」に不定詞が続く場合「~しようとする(うまくいっていない)」と和訳されます。「できた」訳ではありません。

一方、「try」に動名詞が続く場合「試しにする(してみた)」と和訳されます。すでに「できた」と解釈することができます。

授業で聴いたことがすぐに身に付くことはありません。知識が定着する速度は十人十色です。一度聞いただけで身に付く人は多くはありません。ですから何度も接するうちに身に付けば良いのです。

19-1.try everything.~zootopiaから part1.

Oh,oh,oh,oh, Oh,oh,oh,oh, Oh,oh,oh,oh,

I messed up tonight .I lost another fight

今夜は最悪だった。また負けちゃった。

I still mess up but I’ll just start again

ずっとどん底。でもやり直せばいいだけさ

I keep falling down, I keep on hitting the ground

倒れてばっかり。こけてばっかり。

I always get up now to see what’s next

(直訳)僕はいつも立ち上がるさ。さあ、次を見てみろ。

(意訳)(でも)いつだって起き上がるさ。次は負けないさ。

Birds don’t just fly, they fall down and get up

鳥たちはただ飛ぶだけじゃあなくて、落ちてはまた起き上がる

Nobody learns without getting it wrong

誰も失敗なしで学ぶことなんてできないのさ

I won’t give up. No I won’t give in.

僕は(決して)あきらめない。僕は(決して)屈しない。

Till I reach the end and then I’ll start again

(直訳)目的にたどり着くまで。

(意訳)やりきるまで。またそれからまた始めるんだ.

No, I won’t leave I wanna try everything

(直訳)僕は(決して)逃げない。僕は何にでも挑戦するんだ。

(意訳)さあ、あきらめずに何にでも挑戦しよう。

I wanna try even though I could fail

何にでも挑戦しよう。それで失敗するかもしれなくても

I won’t give up. No I won’t give in

Till I reach the end and then I’ll start again

No, I won’t leave I wanna try everything

I wanna try even though I could fail

Oh,oh,oh,oh  Try everything  *

Look. How far you’ve come. You filled your heart with love

見て。どれほど遠くまで来たのか。君の心は愛で満たされているよ。

Baby you’ve done enough , take a deep breath

もう君は十分にがんばったんだ。大きく深呼吸してごらん。

Don’t beat yourself up

自分を責めなくていいよ。

Don’t need to run so fast.  Sometimes we come last, but we did our best

(直訳)そんなに早く走らなくていいよ。時にはビリになることもあるけれどがんばったんだ。

(意訳)息せき切って走ることはないよ。だめでもがんばったんだもの。

I won’t give up. No I won’t give in

Till I reach the end and then I’ll start again

No, I won’t leave I wanna try everything

I wanna try even though I could fail

 

I won’t give up. No I won’t give in

Till I reach the end and then I’ll start again

No, I won’t leave I wanna try everything

I wanna try even though I could fail

I’ll keep on making those new mistakes.

ぼくはきっとこれからも何度も間違いを犯すだろう」

I’ll keep on making them every day. Those new mistakes.

ぼくはきっと毎日なにかしらの間違いをおかすはずさ。

Oh,oh,oh,oh  Try everything  *

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【dictions】

Part2に記載します。

 

東京オリンピックパラリンピックが成功裏に閉幕しました。コロナ禍の中、それでも一生懸命に競技に取り組む選手の皆さんの一挙一投足に力や勇気をもらった方々も少なくないと思われます。オリンピックとパラリンピックを支えるコンセプトが「共生」であることは多くの場面で主張されているのは周知のとおりで、「多様性を受け入れましょう」という価値観が多くの人々に共有されることは喜ばしいことです。

今回取り上げる映画「ズートピア」はまさに多様性をテーマに据えたお話です。うさぎの主人公「ホップス」は街の平和を守る警察官という職業に憧れて、子供の頃からの夢を叶えますが、なかなか望む職場に配属されません。夢に破れて一度は故郷に戻りますが、些細な出来事から麻薬組織の存在を突き止め、主犯格に迫ってみると・・・

一度は仲違いしたキツネの「ニック」とのやり取りや警察組織に尊厳すら否定されても困難に立ち向かう「ホップス」の姿勢には、現実世界の我々にもチャレンジすることの意味を問いかけているように感じます。「try everything」の歌詞でもチャレンジする諦めない姿勢が歌われています。

 英文法の理解を深めようとすると動詞の使い方を理解することが重要です。特に動詞の使い方を誤ると文章を構成することができず、話し手の意図が伝わらない「broken」の英文になってしまいます。話し手の意図を正確に伝えるために正しい英文法を身につけたいものです。「try」は、後続する単語の使い方を正しく理解すれば、話し手の意図を正確に伝達することができるようになります。

1.try doing  「試しにやってみた」(できた)ニュアンスが伝わります。

2.try to do  は「チャレンジした」(できなかった)ニュアンスで伝わります。

英語では、「動詞」が後続する文書を規定します。

1.動詞の後には 「- ing」を要求する動詞

2.動詞の後には 「 to do」を要求する動詞

2種類が存在します。

例えば、「stop」の後には必ず 「‐ ing」 が続きます。

It stoped raining. が正解で

It stoped to rain. は誤りです。stop の後に「to do」は使われません。

このように、動詞によって後ろの表現が変わります。

stop / mind /  enjoy / finish / avoid / escape / give up / deny / practice

以上の動詞の後に 「to do 」は使えません。

例えば、英語で「歌を歌って楽しんだ」と表現する場合

We enjoyed singing.  となります。

18-2.I wonder(DEPARYURE)(ABBA).part2(文法編)第18回「be」と「get」の使い方

This park and these houses old streets I have walked

Everything dear, will it be here one day when I am returning?

My friends will get married, have children and homes。

It sound so nice, well-planned and wise never expecting surprises

I wonder, it’s frightening leaving now, is that the right thing?

I wonder, it scares me, but who the hell am I if I don’t even try?

I’m not a coward. Oh no, I’ll be strong

One chance in a lifetime. Yes, I will take it. It can’t go wrong

My friends and my family this dull little town

Buses I’ve missed, boys that I’ve kissed. Everything old and familiar

I wonder, it’s frightening leaving now, is that the right thing?

I wonder, it scares me, but who the hell am I if I don’t even try?

I’m not a coward. Oh no, I’ll be strong

One chance in a lifetime.

Yes, I will take it. Yes, I will take it. It can’t go wrong

 

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【dictions】

have walked:現在完了形。歩いてきた(完了)/または歩いたことがある(経験)と和訳できます。

dear:親愛の情を表します。ここでは「懐かしい、愛おしい」と和訳しました。

get married:結婚する。get married to one で(oneと)結婚するとなります。

sound:(自動詞)~に聞こえる/~と思われる

 

英文法一つだけ学びましょう(ワンポイントgrammer) 

第18回.「be」と「get」の使い方

第3回「you raise me up」の楽曲を取り上げた際に「動作動詞」と「状態動詞」に言及しましたが、part2で取り上げる「get」は、使い方を学ぶことで英文法の基本を一つ習得することができようと思います。

二つの例文を挙げてみます。和訳を対比してみましょう。

I’m lost. / I got lost.

I’m lost.       道に迷っています。(迷ってしまった状況を表現しています)

I got lost.    道に迷ってしまいました。

He is angry.   彼は怒っている。

He got angry.  彼は怒ってしまった。(「get」には感情の動きが含まれます。

My sister is married. 姉は結婚している。

My sister got married.  姉は結婚した。

 

 「be」 は状態動詞、「get」は動作動詞ですが、

 「be」 は「(ある状態)である」 

   「get」は「(動作に)移行する」

というニュアンスです。

「lost」「angry」「married」のほかにも

「tired」「hungry」など多くの形容詞(または過去分詞)と結びつきます。

他にも

I got it. の表現で

「わかったよ/了解/(かかった電話に)僕が出るよ」

You got me の表現で

「やたれたよ/負けたよ」

さらに、ここではとりあげませんが話言葉で

「gotta = got to / have to」

も頻繁に使われます。