When I am down and oh my soul so weary
When troubles come and my heart burdened be
Then I am still and wait here in the silence
Until you come and sit a while with me
You raise me up , so I can stand on mountains
You raise me up to walk on stormy seas
I am strong when I am on your shoulders
You raise me up to more than I can be
There is no life–no life without its hunger
Each restless heart beat so imperfectly
But when you come and I am filled with wonders
Sometimes I think I glimpse eternity
You raise me up , so I can stand on mountains
You raise me up to walk on stormy seas
You raise me up to more than I can be
You raise me up , so I can stand on mountains
You raise me up to walk on stormy seas
I am strong when I am on your shoulders
You raise me up to more than I can be
【dictions】言い回し
be down:落ち込んでいる(平常から落ち込むときは get downと表現します)
weary:(形容詞) 疲れた、へとへとな(tiredより堅い表現です)
weary look 疲れた表情
burdened:(他動詞)荷を負わせる、悩ます、苦しめる
raise me up:僕を奮い立たせえてくれる(私を立ち直らせてくれる)
raise = lift ですがlift よりも堅い表現です。
stand:(自動詞)立つ(動作動詞)
立っている(状態動詞)この場合進行形は不可)
歌詞の和訳は状態動詞(立っている)と解釈しました。
glimpse:(自動詞)(ちらりと)見る glimpse at
eternity:永遠、永久
more than I can be:可能性のcan(私が今いるよりもっと) ⇒ 今よりもっと
助動詞〈can〉の使われ方
- 能力 ~できる
<注意1>感覚動詞(see/hear/feel/smell/taste) は進行形にすることは不可能ですが
can の後の感覚動詞には進行形と同じニュアンスとなります。
(例)I can hear (聞こえている)
I can see(見えている)
- 可能性または推量 ~かもしれない (may / might)、~でありうる
推量を意味する助動詞
(以下、右にゆくほど推量が強まります
could <might<may<can<should<ought to<would<will<must
- 許可 (直訳)~できる (意訳)~してもよい
- 依頼 (直訳)~できる (意訳)~したい
- 申し出または提案
- 命令
<注意2>
過去形 could が「できた」と和訳することができるのは稀です。(「sing」でも取り上げました)
過去に「できた」意図を伝える場合は 主に be able to の過去形が使われます。
この楽曲は、初心者にも大変聞き易いだけでなく、助動詞「can」を学ぶための教材にもなり得ると考えて取り上げました。「can 」には上記の通り、非常に広い使い方があり「できる」とだけ覚えていると、別の用法に接したときに混乱します。「can」だけではなく「could」やそのほかの助動詞も今後に紹介する楽曲の中で触れてゆきます。また動詞「stand」にも触れました。「stand」は「座る」という〈動作〉を表現する場合と「(ある場所に)立っている」という〈状態〉を表現する場合があります。〈状態〉を表現する場合には進行形にすることができません。個人的には助動詞と動詞に関する理解が深まると英文法の知識が深まるだけではなく、日本語とのつながりに関する視野も広がります。
4曲目には「I write the songs(B・マニロウ)」邦題「歌の贈り物」を取り上げます。
英文法一つだけ学びましょう(ワンポイントgrammer)
第3回「動作動詞」と「状態動詞
動詞の重要性に言及してきました。「say」 「tell」 「talk」 「speak」 の4つの動詞のニュアンスによる相違のほか、「 let 」も取り上げました。以上の5つの動詞は英文法の理解に必須です。
今回は「ユー・レイズ・ミー・アップ」の歌詞に登場する2種類の動詞に触れたいと思います。動詞には「動作動詞」と「状態動詞」の区分があります。動きを表す動作動詞に対して、状態を表す動詞が状態動詞です。状態動詞にはそれほど種類は多くなく、「be動詞」がその代表で、「ユー・レイズ・ミー・アップ」では「be動詞」のほかに「stand」が登場します。この楽曲では「stand」を「状態動詞と解釈して和訳しました。動作動詞の場合は「立ち上がる」「置く」などと和訳されますが、状態動詞の場合は「立っている」(建っている)「~の状態である」などと和訳されます。状態動詞である場合には進行形にすることができません。今後も楽曲に登場する場合は触れますが、代表的な状態動詞をいくつか示します。「live」には「住んでいる」という意味が含まれますので 「I’m living in Osaka」と表現することはできますが、「living」の表現には「一時的な」含みがあるので、ネイティブとの会話では「近いうちに移転する」という含みがあります。基本的には 「I live in Osaka」が妥当です。また「have 」には動作動詞として「手に入れる、食べる、~させる」意味と状態動詞の「所有している」の2つの側面があります。さらに「see」は動作動詞として「見る」、状態動詞として「見える」、「smell 」は動作動詞として「匂いをかぐ」状態動詞として「匂いがする」と和訳されます。そのほかには「feel / look / know / lie / seem / belong / taste 」があります。動作動詞と状態動詞の違いを理解することができると英語の語学力が向上すると思います。